マラセチア毛包炎とは

皮膚に常在する菌・マラセチアが毛穴や毛包に増殖することによって引き起こされる皮膚炎の一種です。

一般的に、皮膚の乾燥や皮脂の過剰分泌などが原因となってマラセチアが増殖することで発生します。胸や背中などにできるため「体ニキビ」などと呼ばれることもあるようですが、多くの場合、実はニキビではなく菌による毛包炎です。

治療について

抗真菌薬やステロイド軟膏などの外用薬を使用して治療します。効果があまり見られない場合は飲み薬を併用することもあります。

治療期間は、症状の程度によって異なりますが、数週間から数か月にわたる場合があります。見た目に影響があるため早く治したいと焦りますが、根気強く治療していきましょう。

また、再発しやすい病気のため、一度完治しても予防を続けることが重要です。皮膚の清潔を保ち、汗や皮脂をこまめに拭き取ること、そして保湿も重要です。ストレスや睡眠不足など生活習慣の改善も効果的です。